Development Micro-econometrics Study Group: Code Notes

日本語で経済学分析に有用なコードの備忘録を作成しています。We provide explanations of useful codes in Japanese for data cleaning, analysis, visualization like memorandum. Our software focuses on STATA, R, Python.

STATAで複数の変数をまとめて指定する。

STATAで複数の変数を同時に指定したいときがある。例えば、所得が分類ごとに分かれているときに、それらをすべて足し合わせて総所得を計算するとき(変数を足し合わせるコマンドはここではegen rowtotalを用いる)などだ。以下では二つの方法を紹介する。 変数リストが

income_agriculture income_labor income_fish income_business

のように入っているとする。

  1. - を用いて、データセットの順番になっている変数を同時に取り出す。
egen n_SuvCom=rowtotal(income_agriculture - income_business)

とすれば、income_agricultureからincome_businessまでの間の変数を順番にすべて指定できる。ここで注意が必要なのは、順番通りに間の変数をすべて指定するので、間に別の変数が混ざっていたり、データセットをいじったりすると、変わってしまう恐れがある。

  1. *を用いて、特定の名前の変数をすべて取り出す。
egen n_SuvCom=rowtotal(income_*)

のようにすると、income_から始まる全ての変数を取り出すことができ、総所得を計算することができる。自分で変数の名前を工夫してつければ便利である。